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その他2023.05.01

経験者採用対談

  • 佐々木秀さん
  • 兼古督士さん
MC
あいわ税理士法人は、在籍している専門職の8割超が税理士・公認会計士というプロフェッショナル集団です。その成長スピードは業界内でも著しく、毎年コンスタントに他の会計事務所で経験を積んだ税理士・税理士科目合格者が採用されています。今回は、あいわ税理士法人に中途入社されたお二人にお話しを伺います。
MC
まずは、お二人の略歴を教えていただけますか?
佐々木
私は函館で生まれ育ち、中央大学商学部会計学科へ進学しました。大学院を経て都内の税理士法人で4年半、北海道の個人事務所で2年半の実務経験を積みました。もう一度東京に戻るタイミングで転職活動を開始し、知人の紹介、いわゆるリファラル採用で2020年にあいわ税理士法人に入社しました。
兼古
私は元々新卒でSE会社に勤務していました。当時、会計知識の必要性を感じて簿記をかじったことがきっかけで税理士を志しました。前職の会計事務所へはゼロ科目で入社し、在勤中に簿記論・財務諸表論・消費税に合格。3科目合格になったタイミングで大学院への進学を考えたのですが、その職場では仕事と両立することが難しくなり転職を考えました。2018年にあいわ税理士法人に入社し、それと同時に大学院(青山学院大学大学院 会計プロフェッション研究科)へ通学。あいわ3年目の2020年に税理士となりました。
MC
税理士業界の転職市場は依然として売手市場です。BIG4や大手税理士法人を含めた幅広い選択肢の中からあいわ税理士法人で働くことを選択した理由は何でしょうか?
佐々木
転職活動の際は、BIG4、国内大手、準大手の税理士法人から内定をいただきました。税理士として3つめの職場でしたから、転職先は慎重に選定しました。私の選定基準はシンプルに「今までの職場で経験していない業務に携われること」と「職場の雰囲気が良いこと」の2つです。面接を受けに行っただけで職場の雰囲気はある程度把握できますので「この事務所は何となく自分に合わないな」と思った事務所の内定は辞退しました。

あいわ税理士法人は、知人の紹介で知りました。採用担当者(中村)と初めて面会したのは、TACの合同就職説明会でした。説明会の直後に中村と食事をしたのですが、彼の人柄に惹かれたのが一番の決め手です。

北海道の個人事務所ではしばらく記帳代行や社会保険などの事務作業ばかりしていたので、面接の際に「自分の能力でも活躍することができるか不安だ」と口にしたところ、代表の杉山から「環境が人を育てるもの」と力強い言葉をいただけたことを今でも覚えています。その言葉のとおり、あいわへ入社してからの3年間で大きく成長できたと自負していますし、あいわで5年間真剣に働けば、どこに行っても恥ずかしくない税理士になれると実感しています。

兼古
私はエージェント会社に登録して転職活動をしていました。私の場合、前職が3つ目の会計事務所でしたので、事業会社を含めると「4回目」の転職になるため「転職回数」で書類が通過しないこともありました。転職回数が多いのは事実ですが、過去には所長が部下を怒鳴りつけるような職場があり、その事務所はすぐに退職しました。昔ほどではありませんが、ワンマン経営の会計事務所で所長のパワハラに苦しんでいる人は少なくないと思います。

あいわ税理士法人に応募したのは、やはり上場企業の税務コンサルティングに携わりたかったからです。相続・事業承継から国際税務・組織再編・M&Aまで幅広い業務を経験できる中規模法人は稀有な存在だと思いました。エージェント会社から中規模・準大手の税理士法人に複数エントリーをした中で、少数精鋭組織のあいわ税理士法人から内定がもらえるとは思ってもいませんでした。

MC
あいわ税理士法人に転職されて職場環境や働き方はどのように変化しましたか?
兼古
あいわ税理士法人のクライアントは経理が自計化していますので、記帳代行業務がありません。転職後は単純作業ではなく専門家として「考える」仕事が圧倒的に多くなりました。

給与体系もしっかりと明示されており、頑張れば報酬もきちんと上がるようになっています。転職していなければ現在の年収はもらえていないと思います。

個人的には、入社した2020年から2年間大学院へ通うことができ、無事に税理士登録することができました。大学院への通学は職場の理解がないと難しいと思います。

佐々木
あいわ税理士法人に入って感動したのは、上司や先輩が後輩・新人を絶対に見捨てない文化が定着していることです。個人事務所や中小の事務所出身者であっても「経験者」に対するOJT環境は最強だと思います。

業務上分からないことがあれば「タテ」の存在である上司や先輩に限らず、周りの「誰か」に聴くことができます。あいわ税理士法人には、プラクティスグループ(PG)という「ヨコ」の組織があります。「国際税務」「M&A」「グループ通算制度」等の各PGのスペシャリストに直接質問を投げかければ、理解するまで指導をしてもらえます。

入社1年目のある夜「翌日がクライアントへの報告期限」の申告書を作成していました。終わりが見えず完全にテンパってしまい、たまたま社内にいたパートナーへ質問をしに行ったのですが、終電時間まで指導していただけました。正直、その時は優しさに泣きそうになりました(笑)。

MC
「新人を見捨てない文化」とは素晴らしいですね。お二人は他の事務所である程度の経験値を積んでからの転職ですが、実務経験が浅い税理士・税理士科目合格者でも仕事についていけるのでしょうか?
兼古
入社後は3か月間しっかりと研修を実施しますので、たとえ今まで上場企業を担当したことがない人でも大丈夫です。研修では実際のお客様の数字に基づいてロールプレイをします。机上の知識ではなく実践的な業務フローを体感しながらOJTを進めていきます。
佐々木
そうですね。1年目は上場企業の年間スケジュールを念頭に置くことからですね。中小零細企業と異なって「会計」は所与の問題として扱うものになりますが、最初は「スピード」に慣れることにある程度は苦労すると思います。私も1年目に失敗をして「事前準備」の重要性を痛感しました。ですが、失敗することも成長には不可欠だと思います。
MC
最後に税理士業界で転職を考えている方へのメッセージをお願いします。
兼古
あいわ税理士法人に転職して良かったのは、とにかく税理士として成長できたことです。
今では連結ベースで約15社を担当しながら、組織再編やM&Aといったスポット案件に携わることも日常茶飯事です。1年目から幅広い業務を経験できる組織ですので、成長意欲のある方には心からお勧めできる職場です。
佐々木
そうですね。業務の幅が広く、かつ、働く人に裁量権がある組織です。私自身、あいわ税理士法人で採用されたのですが、入社直後はFAS(現あいわAdvisory株式会社)で2年間修業をしました。税理士でありながらも、本格的にDD(デューディリジェンス)やVL(バリュエーション)、M&AにおけるFA(ファイナンシャル・アドバイザー)業務に携われた経験は大きな財産です。
兼古
あいわ税理士法人で「やれること」は無限にあるので、別の事務所へ転職する必要が見当たりません。小規模事務所の「先生」は1人ですが、あいわには「10年たってもこの人にはかなわない」と思える専門家が多数在籍しています。自分が「師」と思える「士」に囲まれているからこそ成長につながると思っています。
佐々木
会計事務所は千差万別。最終的には組織を構成する「人」がつくりだす社風や組織風土が大切ではないでしょうか。あいわ税理士法人は「プラットフォーム型」の組織です。あいわを卒業して独立した税理士と現役の職員も業務上つながっていますし、将来の独立のためにあいわで研鑽を積むこともアリかと思います。百聞は一見に如かず。まずは、あいわ税理士法人を覗いてみてほしいです。
MC
熱いお話をありがとうございました。次回インタビューを楽しみにしています。

プロフィール:
佐々木 秀(ささき すぐる)
兼古 督士(かねこ まさし)